2022年10月23日礼拝説教

2022年10月23日の礼拝メッセージの要約です。説教者:荒川紀子

エレミヤ書29章10節~14節 「将来と希望を与えるための計画」


1. 捕囚の民への手紙

この箇所は預言者エレミヤからバビロンの捕囚の民に送られた手紙です(1節)。紀元前6世紀後半、イスラエルはバビロンに滅ぼされ、都エルサレムは攻撃され、神殿は破壊され、民たちは捕虜としてバビロンに引かれていきました。エレミヤが何度も、神に立ち返れなければ滅びが訪れるという神のことばを伝えましたが、民たちは聞く耳を持たず、この預言が現実となりました。遠いバビロンの地での生活が始まって数年後に、この手紙が届けられたのです。


2. 神の約束と計画

嘆き悲しみ、一日も早くエルサレムに帰りたいと願う民たちに、神は、その地に落ち着いて住むように、またその町の平安のために祈るようにと言われました。つまり捕囚の期間が長期化するということです。また、「すぐに帰れる」という偽りの預言をする者たちに惑わされず、主に信頼をおくようにとも言われました(4~9節)。そして、その背後には神の約束とご計画があるのだと、続けて神は語られます。それは、70年後に民をエルサレムに帰らせるという約束と、神は、わざわいではなく、平安を与える計画、将来と希望を与えるための計画をお持ちであるということです。


3. まことの祝福

ただ70年後には生きて帰れない民も多くいました。しかし、人生の最終的な目的は、エルサレムに帰ることではなく、どこにいても、主にある平安と希望のうちに主とともに生きることです。そこにこそ、まことの幸いがあるのです。また、民たちは神殿がなければ神を礼拝することはできないと考えていましたが、この70年の間に形式ではない真の神礼拝について教えられ、信仰が整えられていったのです。この苦難の時は、神のご計画の実現と預言の成就を待ち望みつつ、神を見上げながら、毎日を誠実に大切に生きる時でした。そして70年後に民はエルサレムに戻ることになり、神のことばが成就したのです。私たちも、苦難の中に置かれることがありますが、背後にこの確かな主の約束とご計画があることを覚えて、今与えられている日々を丁寧に生きていきたいと願います。私たちに与えられているイエス様は、この日々の私たちの祈りと小さな良きわざを、神のご計画のためにお用い下さるお方なのです。

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