2022年6月12日礼拝説教

2022年6月12日の礼拝メッセージの要約です。説教者:倉嶋新

創世記12章1節~4節 「その場所を離れて」


1. 信じるということ

私たちは、人間である以上何かを信じて生きています。しかし当たり前だと思うことが揺るがされる時があります。自分の力ではどうしようもない現実を前にして、「なぜ」と問わずにはいられない時があります。残念ながら私たちはその答えを持ち合わせていません。聖書はその問いに答え得るものであり、今も新しい見方、基本的な視座を与えるものです。真理としての福音は、私たちを導く礎となるのです。


2. アブラハム

アブラハムは「信仰の父」と呼ばれました。舞台は現在のパレスチナ、最初彼の家族はカルデアのウルにいました。そこからカナンへと父とともに旅立ちます。しかしハランという場所で彼らは長く居住します。それが「あなたの父の家」と語られている場所です。この時代は聖書のなかった時代です。像にかたどられた神々や力を持つ人が神と崇められていました。そこでアブラハムは神の声を聞きます。「あなたの父の家を離れて、わたしが示す地へ行きなさい。」ここに信仰の原点があります。彼は、その慣れ親しんだ土地を離れて、神を信じ、神が示す場所へと旅立っていったのです。


3. 神の約束

アブラハムは成功者になりたかったのでしょうか。すでに彼は裕福でした。そして彼は一族の長でもありました。彼になかったのは「子」でした。それはこの時代の祝福からは最も遠い姿です。アブラハムの存在が問われています。ただ生きて、消えていくだけの存在であれば、私たちは絶望を抱えて生きていくことになるでしょう。「子」がいないことは、彼の存在そのものを揺るがす出来事でした。そのような中聞こえた「あなたは祝福となりなさい。」という言葉は、彼をどれほど勇気づけたことでしょうか。神のことばには「存在の意義」があり、「守り」と「目的」がありました。彼の先には危険があったことでしょう。しかし、神は必ず守ってくださると約束されました。さらに目的が示されます。生ける神への信仰が、この世界の祝福となることが示されたのです。この信仰は、世界の祝福の基盤となるものです。私たちも神の備えてくださる道へと歩み出してまいりましょう。

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