2023年1月15日の礼拝メッセージの要約です。説教者:倉嶋新
へブル人への手紙3章12節~19節 「今日という間に」
1. 教会への勧め
「最初の確信を終わりまでしっかり保ちさえすれば」、心探られる言葉です。厳しいことばが向けられているのは、キリスト者たちに対してです。それも厳しい現実を前にして、なお信仰に立つように励まされている人々に対してです。これは私たちの身体的ないのちに関してではありません。これは教会の一人一人の魂に対しての配慮のことばです。ここで具体的な事例として引用されているのは、出エジプトの出来事でした。
2. イスラエルの旅路
イスラエルの民はエジプトから解放されます。しかし、その救いはまだ完成していません。まだ彼らは自分たちの生きるべき土地へと達していません。彼らはまことの神を神とし、その方に信頼して、荒野を旅します。けれども約束の地を前にして、彼らは神への不信に陥ります。それは民数記13、14章に記されています。彼らは神の御手によって救い出された民です。宝の民、神のものだと約束された者たちです。けれども目の前にある現実に目を奪われてしまいました。彼らはその旅の途中で、神への不信仰に陥るのです。しかし、主はイスラエルを見捨てはしませんでした。しかし、彼らの神への不信が40年の間、つまり一世代の間影響を与え、その世代は約束の地に入ることができませんでした。この出来事を、自分たちのこととして受け止めなさい、そう著者は訴えかけているのです。
3. 今日という間に
ここで、私たちが聞かなくてならないのは、「『今日』と言われている間、日々互いに励まし合って、だれも罪に惑わされて頑なにならないようにしなさい。」というみことばです。これは、ただ闇雲に従いなさいという指示ではありません。あなたの神の声に、主のみことばに聞き従うということなのです。それは、神のことばに学び、神という方を知り、神のみこころが何であるのかを問い、考え、そして神に信頼して生きることです。主にあって成長するとは、私たちの人生をかけて神を知り、そして変えられ続けていくことなのです。
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