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2023年10月1日礼拝説教

2023年10月1日の礼拝メッセージの要約です。説教者:倉嶋新

へブル人への手紙12章25節~29節 「揺り動かされないもの」


1. 暗い時代

私たちはいつも危機感をあおられます。しかし、悪いことばかりではありません。科学技術はさらに進歩し、医療も向上し続けています。それでも、ぬぐいきれない不安感があるのも事実です。多くの原因は私たちが抱えた罪にあります。それは、私たちの努力や意志では、太刀打ちできないほどの力を持っています。しかし、私たちには救い主が与えられています。以前の契約とは異なる新しい契約の時代に、私たちは生きているのです。私たちが歩んでいる道の先に待つのは、恐ろしい結末ではありません。新しいエルサレムへと向かっています。だからこそ、「語っておられる方を拒まないように気をつけなさい」と警告されています。目の前に迫害の迫る時代、この方を拒むことの方が簡単に思えてしまう現実がありました。それでも、真の神を信じ、イエス・キリストこそ救い主であると教会は告白してきました。そこに、誠実に生きた人々がいたのです。彼らを支えたのは、みことばでした。聖書は、決して揺り動かされない希望と同時に、そこに留まり続けるように警告し、誠実に歩むことを励まします。


2. 天が揺り動かされる

「あのとき」は、モーセの時代をさしています。あのときは、神の御声が大地を揺り動かし、大きな恐れが民の上にありました。しかし、今はそうではありません。「もう一度、わたしは、地だけではなく天も揺り動かす。」これは、ハガイ書2:6の引用です。すでに地は揺り動かされました。しかし、それではまだ終わりません。さらに天が揺り動かされるのです。それは、神の国が来て完成する、その時が訪れることを意味しています。ここに決して揺り動かされない御国を受けるという希望が記されています。


3. 焼き尽くす火

「裁き」という言葉に対して、私たちは恐ろしく思います。しかし、神の裁きは、この世界が正されるという希望でもあるのです。「私たちの神は焼き尽くす火なのです。」この火はすべてを破壊する、そのような火ではありません。むしろ、この火によって、すべてが精錬され、良きものは残される、そのような火です。神にあって良きものは残されていきます。その良きものは、神の国へと結ばれていくのです。それは、私たちの生きる希望、また誠実さへの力となるのです。

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