2023年10月22日の礼拝メッセージの要約です。説教者:倉嶋新
へブル人への手紙13章7節~16節 「キリストのみもとに」
1. 奇妙な教え
「様々な異なった教えによって惑わされてはいけません。」この原文には「奇妙な」という言葉があります。「様々な奇妙な教え」、それが「食物の規定」ということになるのでしょう。規定によって心を強くする、そのような在り方はしないようにと教えられています。そうではなく、むしろ「恵みによって心を強くする」、それがクリスチャンの在り方です。私たちはすぐに「奇妙」なことをはじめます。人を裁き、自分を正しい人かのように見せるのです。私たちはすぐに「規定」を作ります。規定はあくまでも「助け」であって、信仰の本質はそこにはありません。外側ではなく、内側にいのちが通っていることが大切なのです。
2. イエスのみもとへ
教会がただ規定に縛られるのではなく、キリストにあるいのち溢れる歩みをして欲しい、その一心でこの手紙は書かれています。「私たちには一つの祭壇がある」とはどのような意味でしょうか。これが天の祭壇であったとしても、エルサレムの神殿だとしても、今私たちは最も聖なるところには入って行くことはできません。そしてイエスも門の外で苦しみを受けられました。この門はエルサレム神殿のものです。私たちの大祭司も、神殿の外で十字架に架かり、苦しみを受けられました。それは今の私たちと同じです。私たちはまだ神の国には入れていません。その一歩前を歩んでいます。だからこそ、イエスのみもとに行き、キリストにある望みをもって歩むのです。
3. 善を行い、分かち合う歩み
キリストにある望みをもつ人は、神を礼拝し、神のみこころを行います。イエスを通して、賛美をささげ、主の御名をほめたたえるのです。そして、善を行うことと、分かち合うことを忘れてはいけないと勧められています。それが、いのちある私たちの礼拝であり、主に喜ばれる生き方です。私たちは、キリストのみもとにある命溢れる歩みをささげて行きましょう。そのような歩みを主は喜んでくださるのです。
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