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2023年10月29日礼拝説教

2023年10月29日の礼拝メッセージの要約です。説教者:倉嶋新

へブル人への手紙13章14節~19節 「たましいの見張り」


1. 満ちたりる心

私たちの手にしているものは、やがて移ろいゆくものです。Ⅰテモテ6章に次のように記されています。「しかし、満ち足りる心を伴う敬虔こそが、大きな利益を得る道です。私たちは、何もこの世に持って来なかったし、また、何かを持って出ることもできません。衣食があれば、それで満足すべきです。」みことばは、神への全幅の信頼と、目に見えるものへの欲望についての警告が語られています。大きな利益は、個人的な利得ではありません。私たちの益は、キリストのからだとしての教会が建て上げられていくことにあります。それは一人一人が、キリストに似た者として成長し、愛のうちに結びあわされていくことでもあるです。


2. 来たるべき都を待ち望む

それぞれの地域教会は、かけがえのない存在です。しかし、「教会」は絶対的なものではありません。しかし、主のことばと約束、そして普遍的なキリストの教会は存在し続けます。この地上には変わらないものなど決してありません。私たちが待ち望んでいるのは、「来たるべき都」なのです。私たちはそれゆえに、イエスを通して賛美のいけにえをささげ、御名をたたえることへと、私たちの心を向けさせていただきましょう。私たちキリスト者は、絶えず主イエスを賛美し、告白する者たちなのです。


3. 指導者たちへの配慮

「あなたがたの指導者たちの言うことを聞き、また服従しなさい。」と勧められています。この指導者たちは、独裁的にふるまうような人々のことではありません。私たち教会の大牧者は主イエスです。その群れを委ねられた者たちが、教会の指導者たちです。みことばは、権威主義的に牧師たちにふるまうように勧めていません。また、信徒の方々も盲目的に指導者に従うように命じられてもいません。指導者たちの働きは「たましいの見張り」です。それは、主イエスから離れていないか、神のことばから逸れていないか、それらの点においてたましいを見張るのです。そして、彼らが喜んでそのことに従事することができるように勧められています。それゆえに、「私たちのために祈ってください」との祈りの要請がなされています。私たちには互いの祈り、そして交わりが必要です。私たちの大牧者である主イエスに、ともに養われてまいりましょう。

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