2023年11月5日の礼拝メッセージの要約です。説教者:倉嶋新
へブル人への手紙13章18節~25節 「兄弟姉妹への励まし」
1. 兄弟姉妹
「兄弟たちよ。」教会に来て、驚くことの一つは人の名前に兄弟、姉妹とつけることでしょう。聖書では教会を「神の家族」と呼んでいます。主イエスは「だれでも天におられるわたしの父のみこころを行うなら、その人こそわたしの兄弟、姉妹、母なのです。」と言われました。教会は神の家族です。そこには特別な親しみがあり、また特別な関係性があります。また、キリストは長子であるとあります。そのイエスに続く者たちも、神からの特別な権利を相続することができると約束されています。私たち一人ひとりのことを、神は特別な存在としてくださり、愛する子どもとして取り扱ってくださるのです。
2. 勧めのことば
「このような勧めのことばを耐え忍んでください」とあります。耐え忍ぶような状況の中で、この手紙は主イエス・キリストの姿をいつも思うように勧めています。私たちと同じ苦しみを通ってくださった大祭司としての姿です。この姿に焦点を当て続けることが、耐え忍ぶ力となるのです。昨日も今日も、とこしえに変わることがないイエスに、私たちの目を向け続けたいと思います。
3. 恵みを覚えて
最後に手紙の書き手は近況を報告しています。すべての指導者たち、またすべての聖徒たちへの挨拶がつづられています。彼らの歩みは、私たちとは全く異なった文化、時代を生きたそれぞれの歩みです。この世界にある価値観は、いつの時代も神と反するところにあります。神が与えてくださった目的から私たちはすぐに離れてしまいます。しかし、聖書には、そしてキリストには、決して失われない望みがあります。最後にこの手紙は「恵みがあるように」と記して終わります。それは単なる挨拶ではありません。私たちは、互いに神の恵みがあることを祈り合い、そして互いに神から受けた恵みを分かちあう者たちとなりたいと思います。何よりも、私たちに与えられた最大の恵みである「主イエス・キリスト」を分かち合い続ける、神の家族としての歩みを教会はさせていただきましょう。
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