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2023年2月5日礼拝説教

2023年2月5日の礼拝メッセージの要約です。説教者:倉嶋新

へブル人への手紙4章14節~16節 「私たちの大祭司」


1. イエスの三つの職務

聖書にはキリストの三つの職務についての言及があります。それは預言者、王、そして大祭司です。イエスは預言者であるとは、どのような意味なのでしょうか。預言者は神の言葉を預かり伝える者です。イエスは最後の預言者と言われています。彼の言葉の前に、私たちはへりくだらされ、神を知るのです。またイエスは真の王です。キリストという言葉には、メシア、油注がれた者という意味があります。イエスはダビデの子と呼ばれました。そして、イエスもそのことを受け入れ、自らが来たるべき王であることを示されました。それは武力の王ではなく、平和の王としての姿です。イエスはこの世界のすべてをその手に治められる王なのです。


2. 大祭司イエス

今日の箇所では、イエスが大祭司であることが強調されています。この手紙には、イエスが大祭司であることへの言及が数多くあります。大祭司は仲保者の役割を担っています。神と人との間に立ち、とりなす存在です。私たちの側に立ち、慰めを語り、そして私たちの代わりに神にささげ物をしてくださるのです。イスラエルの民は、自分たちと神との結びつきの要に大祭司がいることによって、支えられてきました。しかしイエスにおいて決定的な出来事が起きます。それがイエスの十字架です。イエスは十字架に架かり、贖いを成し遂げられました。さらに地から天に上げられ、今神の右の座に着いておられます。そこは父なる神のすぐそばにあり、私たちのことを執り成し続けてくださっているのです。


3. 完全なる慰め

この大祭司はこれまでの大祭司とは違います。イエスは罪を犯されませんでした。けれども、人としてすべての点において、私たちと同じように試みにあわれました。ここに私たちは完全なる慰めを見いだします。イエスは、今も私たちの側に立って、神にとりなすことができるのです。それゆえに、私たちはどんなことがあっても神の民、神の子であり続けます。「神の子イエスという偉大な大祭司がおられる」という言葉を直訳すると、「神の子イエスという偉大な大祭司をあなたは持っている」となります。私たちは、この大祭司なる方を持っています。そこに深い慰めと望みがあるのです。

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