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2024年8月18日礼拝説教

2024年8月18日の礼拝メッセージの要約です。説教者:倉嶋新

マタイの福音書7章24節~29節 「岩の上、砂の上」

 

1. 岩の上、砂の上

「堅固な土台の上にあなたの家を建てなさい。砂の上に建てたならばその家は簡単に洪水で倒れてしまう。しっかりとした土台にあなたの家を、あなたの生涯を、そしてあなた自身を建てなさい。」そう語られています。とはいえ、なかなか言葉通りに簡単にいくものではありません。しかし、人生における大変な出来事を前に誰もがその土台を問われます。ここに岩とは何かが明らかに語られています。キリストのことばを聞き、それを行うことが、岩の上に自分の家を建てることだと言うのです。

 

2. 愚かな人

この時代における愚かな人とは誰でしょうか。ユダヤ人の中でも、律法学者やパリサイ人たちは賢い人であると自他ともに認めていました。人々にとって「賢い人」というのは、律法をよく知っていて、守っている人のことを指していると言えます。その土台は彼らが作り上げた「口伝律法」です。しかし、それがイエスの語るところの「砂の上」ということになるのです。そのイエスの姿に人々は、「権威ある者として教えている」と驚きました。この権威は「人」からの権威ではありません。それは、神と等しい権威、王なる主の権威です。そのイエスのことばこそ「岩」なのです。イエスのことばを聞き、それを行うことが、何が起きても倒されないものとなります。そのことばこそ、山上の説教で語られたことなのです。

 

3. 堅固な岩

山上の説教で語られているのは、「神のみこころ」を実践するということです。神を知らなくては、神のみこころは分かりません。イエスは神がどのような方かを明らかにし、神のみこころに生きることの本質を教えられました。時に私たちは、人の力では乗り越えられない現実を前にします。しかし、頑なな私たちは神を認めずに歩んでいます。どうすれば、私たちは堅固な岩に、自分のいのちを位置付けていけるのでしょうか。私たちは主のことばどおりに、心の貧しさや悲しみの中で、十字架の主にある恵みを知ります。私たちは、それぞれの生涯の中で何度か揺さぶられる経験をするでしょう。そのような歩みの中で、始めは砂地であった場所が深く掘られ、確かな土台である岩地が形成されていきます。イエスの言葉を聞いて行う、それは救い主、わが主として、イエスの姿と言葉に聞き、信頼していくことです。この確かな土台を、主からいただいてまいりましょう。

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