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2023年4月23日礼拝説教

2023年4月23日の礼拝メッセージの要約です。説教者:倉嶋新

へブル人への手紙8章1節~6節 「よりすぐれた約束」


1. イエスのいる所

イエスは今、天にあるまことの幕屋、聖所で仕えています。そこでイエスは大祭司としての務めをしています。天の祭司であるイエスは何をささげられているのでしょうか。イエスはただ一度、ご自身を十字架上でささげられました。イエスは毎日ささげものをする必要はありません。けれども、私たちと神との間に立つために、天の宮で仕えておられます。私たちは弱く、欠けがあります。それゆえに、イエスは今も天の宮で、私たちを祈り支えてくださっているのです。


2. 新しい時代

イエスはその身をささげ、そして永遠の祭司として天に上げられました。新しい時代は幕を明け、違う段階へと突入しています。ここで、その新しさについて伝えようとしています。これまでの祭司たちは、天にあるものの写しと影に仕えていました。イスラエルが保持してきた幕屋、神殿、祭司の務め、それらは天にある本体の写しと影なのです。今や、すべてが新しくされています。よりすぐれた契約に従って、主イエスは天の宮で仕えておられるのです。この背景にあるのはAD70年のエルサレム神殿の崩壊です。神殿は破壊されました。しかし、それは絶望ではありません。よりすぐれた大祭司が、よりすぐれたいけにえをささげ、さらにすぐれた約束が与えられていると語っているのです。


3. よりすぐれた約束

ここで繰り返されているのは、「よりすぐれた」ということです。私たちは古い契約、古いあり方に戻らなくてよいのです。これまでのイスラエルを通して神はご自身を示されました。その一方で人の罪はより明らかにもなりました。しかし、主イエスが来られ、さらにすぐれた約束が与えられたのです。それは「恵み」によって歩む新しい道です。私たちの手で神の憐れみを引き起こし、救いを得る必要はもうありません。神の恵みを得て、私たちは新たな使命、目的をもって歩むことへと今押し出されています。私たちは自分のためではなく、主イエスのために生きるようにされています。私たちに神との和解がもたらされ、そして福音のことばを委ねられました。私たちは自分が赦されたと同様に、他者を赦し、そして神との和解へと導く、その務めに押し出されています。そして、私たちは今、大祭司主イエスのとりなしの中に置かれています。この方からの恵みを受け取り続けていきましょう。

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