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2023年4月30日礼拝説教

2023年4月30日の礼拝メッセージの要約です。説教者:倉嶋新

へブル人への手紙8章7節~13節 「心に書き記される律法」


1. 古い契約と新しい契約

初めの契約と第二の契約とあります。初めの契約はどのようなものであったのでしょうか。これは出エジプトの出来事の際に、モーセを通して与えられた契約を指しています。その契約は、あなたがたは救い出された神の民として、真の神を主とし、そのみ教えである律法に従うようにと求めたものでした。イスラエルの民は「主が仰せられたことを、みな行います」と言って合意しました。この契約は、イスラエルを他のすべての国々と区別しました。またこれは律法に従うという条件付きで、彼らを祝福するというものでした。この方に従うときにイスラエルはこの地での祝福を受けます。しかし、これはイスラエルだけが祝福されることが、最終目的の契約ではありませんでした。さらにその前のアブラハムとの約束の実現に向けた一歩でもあったのです。しかし、この契約は、イスラエルの側で何度も破られることになります。


2. 新しい契約

この古い契約に照らせば、イスラエルは違反者であり、罪を犯し続けています。いったいどのようにして、彼らは再び光を取り戻すのでしょうか。新しく神がイスラエルと結ぶ契約は次の通りです。「わたしは、わたしの律法を彼らの思いの中に置き、彼らの心にこれを書き記す。わたしは彼らの神となり、彼らはわたしの民となる。」これまでは、律法は石に書かれたものとして置かれていました。しかし、結局それは破られてしまいます。しかし、今度は違います。新しい律法は、主イエスを通して心に書き記されることになるのです。私たちがイエスを通して神のみこころを共有し、そして御霊の促しによって歩む、それが、私たちのうちに書かれた律法なのです。


3. 心に書き記される律法

もはや、私たちは、違反と罰を恐れて歩むのではありません。他者との比較、人からの評価によって、いのちを得るのでもありません。主イエスによって罪贖われたものとして、新たな律法の下を歩めるのです。私たちは、今新しい契約に生かされています。この新しい契約は、イスラエルだけではなく、すべての人の心に書き記されるものです。私たちは、それでもなお不完全で、弱さを持っています。だからこそ、主イエスが執り成してくださっているように、互いの弱さのためにも祈るものたちでありたいと思います。新しい戒めが、私たちの心に、主イエスの十字架とそこに示された愛とともに刻まれています。そこに私たちは立っていくのです。

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