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2025年7月20日礼拝説教

  • mbchurch
  • 7月24日
  • 読了時間: 2分

2025年7月20日の礼拝メッセージの要約です。説教者:倉嶋新

マタイの福音書16章13節~20節「この岩の上に」

 

1. イエスの問い

イエスは弟子たちに、「人々は人の子を誰だと言っているか」と問いかけられました。人々の答えは、バプテスマのヨハネ、エリヤ、エレミヤ、あるいは預言者の一人というものでした。それはイエスをメシアとしてではなく、「前触れ」として見るものであり、多くの人は、自分たちの期待する救い主像にイエスを重ねることができませんでした。その上でイエスは弟子たちに問います。「あなたがたは、わたしを誰だと言いますか」。ペテロは、「あなたは生ける神の子キリストです」と告白します。この言葉は、イエスへの深い信頼から出たものであり、最初の明確な信仰告白となりました。理解が不完全であっても、「この方こそ世界を変えてくださる」という期待が、そこに込められています。

 

2. この岩の上に

イエスはペテロに、「あなたはペテロ。この岩の上にわたしの教会を建てる」と語られました。ペテロの名は「岩」を意味しており、イエスはその信仰告白を教会の土台とされました。イエスへの信頼が教会の始まりとなったのです。ペテロはその後、使徒の働き2章で、復活の主を力強く証ししています。かつて恐れて逃げた彼が、「イエスこそ神が立てられた救い主だ」と語り、多くの人が悔い改めに導かれました。教会は、イエスを信じる者たちの証しと信仰によって、今も築かれ続けています。

 

3. 私たちの告白

イエスはさらに、ペテロに「天の御国の鍵を与える」と語られました。「地上でつなぐことは天においてもつながれ、解くことは天においても解かれる」。これは、教会が人々を神へと結び、また罪から解き放つ役割を担うことを示しています。「この岩」とは、ペテロ、信仰告白、そしてイエスご自身のことです(Ⅰコリント10:4)。十字架と復活は今も生きて働き、罪から私たちを解き放ち、希望を与えます。イエスは、私たちにも語られます。「あなたは、わたしを誰だと言うのか」。私たちも「あなたは生ける神の子キリストです」と信じて歩みましょう。教会はこの信仰の上に立ち、決して揺らぐことはありません。

 
 
 

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